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メダカ飼育は雨ざらしでOK。雨水を入れるメリット4つ。

あくまでもビオトープによる屋外飼育でのやり方で、個人的な経験からの考察ですので、お住まいの地域や、飼い方によっては、適さない場合もあるかもしれません。
一般的な見解と比較しながら、ご自分にあったやり方を検証してください。

雨水を入れることはメリットがある。

雨の多い鹿児島ですが、うちは、ずーっと雨ざらしです。
なので、メダカ鉢の飼育水は、ほぼ雨水です。
雨水で全然問題無いです。

①グリーンウォーター化を防ぐ。

アルカリ性に酸性を入れて中和出来る。

メダカ鉢の飼育水は、水換えせずに日光に当たっていると自然とグリーンウォーターになりますよね。
グリーンウォーターはアルカリ性で、雨水は酸性です。
雨水をあえて入れることで、アルカリが中和されてちょうど良くなると思っています。

そもそもメダカは酸性~アルカリ性まで幅広く適応できます。
タンクメイトのヒメタニシの方は、もともと酸性には弱く、最初のうちは殻がブヨブヨになってしまうことがありましたが、何年も同じ環境で飼っていたら慣れたのか、強くなったような気がします。

水を透明に保てる。

あえてグリーンウォーターにして飼育される方も少なくないですが、やはり透明な水でないと、メダカちゃんが見えないので意味がありません。
底まで見通せないのは、弱ったり死んだりした個体や、ヤゴがいたりしても気付けないので、メダカちゃんたちの環境にも良くないです。

②オーバーフローさせることで、水面の汚れを落とせる。

一般的には、オーバーフロー対策として、上から5㎝位に穴を開けたり、毛細管現象を利用した対策を行っている方が多いようです。
うちも主人が一部穴を開けたりしているバケツなどの容器もありますが、わたし個人的には必要ないと思っていて、開けていないのがほとんどです。

水面には、砂埃や、桜島の火山灰やら、プランクトンの死骸による油膜やらが覆ってしまうことがあるので、あえてオーバーフローさせることで、水を綺麗にすることができるという利点があるからです。

穴を開けてしまうと、その分水量も減ることになるので、最大限の水量を保つためにも、開けないほうがいいです。

問題点:メダカちゃんたちが流されるのでは?

飼育容器の淵まで満杯に水が入っているので、よくお客様から流されないのか尋ねられますが、メダカちゃんたちは、水流に逆らって泳ぐ習性があるので、そう簡単には流されません。
針子でさえそうです。
(さすがに急激に溢れたり、水が溢れる部分の形状によっては、流されることもあります。。)

ただ、大雨のときは、メダカちゃん自身の意志で、新天地を求めて脱走してしまうことがあります。
それは5cmくらい上を開けていようがジャンプできるので、屋外飼育では避けられません。

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それで、オーバーフローさせつつ、飛び出しを少しでも防ぐために考えたのが、⇩こちらです。
外側からネットを張っています。これで、少し安心です。
動画はこちら。

③水換えしなくて良い。

気になった時に底に溜まった汚れをスポイトで取り除き、減った分だけ足し水すれば、あとは雨によって自然と水換えがされますので、楽チンです。

④水道代の節約になる。

普段から雨水を溜めておいてそれを使えば、よっぽど晴天が続かない限りは、水道を使う事がありません。

ここ鹿児島市では、洪水対策のため、各家庭で雨水タンクを設置する場合に半額助成がありますので、それを利用して設置しました。
他の地域も多くの自治体で助成があるみたいです。

 

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