ビオトープのお掃除屋さんプラナリア。
面白い顔と脅威の再生能力。
プラナリアをご存知でしょうか?
ビオトープにいつの間にか現れる、体色は白~ベージュ色をしていて、形は嫌われがちなヒルっぽいウネウネ系の生き物ですが、よく見ると愛嬌のある顔をしていることと、体が千切れても、死なないどころか、分裂したところに脳ができて再生し数が増えていくという、驚きの能力が研究の対象となっていたりして、知っている人には実は人気の生き物です。
針子が孵らない原因。
昨年くらいから、メダカちゃんたちがホテイアオイにくっつけた卵が、どう見ても有精卵なのにブヨブヨになってたり、たくさんあるはずの卵が一つも無かったり、親抜きしても針子が産まれなかったり、変だなと思っていました。
そして、そういう時は大抵ホテイアオイに、プラナリアがくっついています。
なので、この生き物たちが卵を食べてるのだろうと勘付いてはいたので見つけ次第、駆除してはいました。
でも厄介なことに、夜行性なので普段は姿が見えないし、めちゃくちゃたくさんいて、リセットしてもどこからともなく出てきます。。。
メダカの卵を食べるプラナリアの映像。
ビオトープにおいては、お掃除屋さん(分解者)として活躍してくれるので無害かと思いきや、大切なメダカちゃんの卵まで食べてしまうため、メダカ愛好家にとってはとんでもない天敵です!!
薄々気付いてはいたのですが、この海小僧さんの動画を見て犯人確定しました!
プラナリアがメダカの卵をしっかり食べてます!
しかも、口がお腹にあるなんて、びっくりです!(@_@)
⇧ 1:38~プラナリアが出てきます。
改めて観るとうちの動画にも映ってました!
⇩ 3:43頃~ プラナリアらしき生物がメダカちゃんの卵を食べようとしています。(*_*;
汚な目の水に適当に入れていた卵なので、ケンミジンコもいます。(~_~;)
ビオトープでのプラナリアの駆除の仕方。
ビオトープでは、薬品での駆除と、全てリセットしてしまうことはなるべく避けたいところです。
それでわたしが行っている駆除の仕方をお教えします。
ホテイアオイ(産卵床)をジャブジャブ洗う。
まずは、ホテイアオイを見て、卵があれば採ります。
その後、綺麗な水を入れたバケツで、ホテイアオイをジャブジャブすると、ホテイアオイについているゴミと共にプラナリアが落ちて沈んでいきます。
こうすると、大きなプラナリアだけじゃなく、目視しづらい小さな個体も落ちるので効果的です。
一度では落ち切らないですが、しばらく水から引き上げて、またバケツでジャブジャブすると、苦しかったのか、自ら離れて沈んでいきます。
毎日これを繰り返していくと、だいぶ減っていくと思います。
さながら「プラナリアホイホイ」のようです(^^;)
スポイトで捕る。
また、水草ではなく、底や壁面に見つけた場合は、スポイトで吸います。
プラナリアは底の方にいることが多いので、普段から、底に溜まったフンや落葉などのゴミをこまめにスポイトで取り除くようにします。
夜行性なので、夕方や曇の日など、涼しく陰ってくるとゾロゾロ出てくるので捕まえやすいですよ。
※最初に書いたように、体がちぎれると分裂して増えてしまうので、ピンセットでつまむ場合は気をつけて下さい。
駆除以外の対策
早めに採卵する。
メダカちゃんが卵を産卵床に付けたのを確認したら、食べられてしまう前に、すかさず採取することですね。
そもそも、プラナリアだけじゃなく、メダカちゃんたちが自分で食べてしまうこともありますしね(~_~;)
大体は昼過ぎ~夕方にかけて、自分の体から、ホテイアオイなど産卵床に卵を移します。
(メダカちゃんの個体によって時間はマチマチです。)
卵は水道水で別管理。
水道水など、何も生き物がいない状態に隔離し、毎日観察と水換えをするのが確実ですね。
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