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メダカちゃんのご馳走「赤虫」。

自然からの贈り物、赤虫。メダカ鉢にいる赤虫の正体と、与え方のコツをご紹介します。

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ユスリカの幼虫「赤虫」とは?

ユスリカは人を刺さない。

赤虫とは、春先~初夏に多く飛んでいる「ユスリカ」(鹿児島で言う「ビンタ虫・頭虫」)という蚊に似た虫の幼虫です。
ユスリカはヤブカとは違って人を刺しません
幼虫はその名のとおり真っ赤な体色で、黒い体色の「ボウフラ(ヤブカの幼虫)」とは見た目も動きも全く異なります。
ボウフラについてはこちらの記事へ

赤虫の巣

メダカ鉢に限らず、水が溜まっているバケツなどの底や壁面に、いつの間にか黒い線が出来ているのを目にされたことはないでしょうか。
それがまさに、赤虫の巣なんです!
1つの線に1匹ずつ、その線の太さに応じた大きさの赤虫が入って暮らしています。

自然に湧く「ごちそう」

赤虫はタンパク質豊富で栄養価が高く、真っ赤な色は、なんとなく楊貴妃などの色揚げにも良さそうな気がします(科学的データや比較もないので、あくまでもイメージです。)ので、見つけたら積極的に捕まえて与えていますよ。

【画像⇩】 底に無数にある黒い線が赤虫の巣です。食べきれないほどいるので、ここのメダカちゃんは丸々としてますね( *´艸`)

「赤虫がメダカの卵を食べる」というのは誤解。

「赤虫=卵を食べる」という説がありますが、実際のところは、赤虫はメダカの卵を食べません! 安心してください!
赤虫は泥の中でデトリタス(生物の死骸や糞などの有機物のかけら)を主食としており、生きている卵や稚魚を襲ったり食べたりする性質はないんです。
「赤虫が卵を食べているのを見た!」という目撃談は、実際にはカビた卵や周囲の汚れをつついていたのを勘違いしたケースであると考えられます。

したがって赤虫は、天然の重要な栄養源であると共に、お掃除屋さんとしても活躍してくれる大変ありがたい存在ですので、わざわざユスリカが来ないように対策をする必要はありません。
むしろ、大歓迎です!

赤虫の捕獲法と与え方

メダカちゃんたちは普段から自分たちで赤虫を見つけて食べていますが、底の方や隠れているところは見つけにくかったり、稚魚の場合だと、赤虫が口に入らない大きさにまで成長してしまうと食べることができなかったりして、巣が残っている場合があります。

赤虫の捕まえ方

赤虫の巣を見つけたら、スポイトで巣ごと吸って、広口で浅い容器に入れ、まるで砂金を探すかのように揺すると、赤虫たちが巣から出てきますので、そこをピンセットで掴みます。
赤虫捕りに最適なスポイトはこちら(楽天市場)

赤虫の食べさせ方

与えるときは、メダカちゃんの目の前にそっと浮かべるように差し出すのがポイントです。
落として沈ませるとメダカちゃんは気づかず、赤虫に逃げられちゃいます。
ご馳走と気付いたメダカちゃんは、ピンセットから直接受け取りますよ♪

大物の赤虫は、大人のメダカちゃんでも一口では食べきれず、半分、口からはみ出している姿は結構グロいけど、パイプをくわえているようにも見えて、とても面白いです( *´艸`)

赤虫を捕って食べさせるのは結構地道な作業で疲れますが、楽しい時間で癒やされますよ♪
下の動画も面白いのでぜひご覧ください♪

おもしろ動画:めだかちゃん VS 赤虫。

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